【お知らせ】
重要:SalesforceモバイルWeb環境の廃止に伴うRayKitへの影響について
2020/02/03SalesforceモバイルWeb環境の廃止について
株式会社セールスフォース・ジャパン株式会社では、操作環境の一貫性と品質の改善に向けてSalesforce モバイルアプリケーションの機能強化に開発リソースを集中させるためにSalesforceモバイルWeb環境の廃止を予定しています。現時点では2020年6月に廃止が予定されていますが、変更される可能性もあります。
詳細は株式会社セールスフォース・ジャパン株式会社が公開している下記のページを参照してください。
> SalesforceモバイルWeb環境の廃止
RayKitが提供しているRayBarcodeおよびRayPenはこの影響を受けるため、以下の対応を実施予定です。RayKitはSalesforce上で動作するサービスとなり、このような変更による影響を避けることができません。お客様には大変なご不便をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2020年7月29日追記
Salesforce Summer '20のリリースに伴ってSalesforceモバイルWeb環境は廃止されました。これにあわせてRayKitアプリを廃止しました。
RayKitへの影響
RayBarcodeとRayPenの一部の機能で利用するRayKitアプリはSalesforce モバイル Web 環境を利用することでRayKitアプリ上にSalesforceモバイルアプリの画面を表示する動作を実現しているため、SalesforceモバイルWeb環境が廃止されるとRayKitアプリは使用できなくなります。
RayKitの影響は下記の通りです。
- RaySheet
影響なし。
RayKitアプリを利用する機能を提供していません。 - RayBarcode
影響あり。
RayKitアプリを利用してバーコードを読み取る機能が使用できなくなります。バーコードの生成機能はRayKitアプリを使用しないため、これまで通り使用できます。 - RayPen
影響あり。
RayKitアプリを利用して手書きサインおよびPDFのプレビューを表示する機能が使用できなくなります。なお、Salesforceモバイルアプリを利用すれば手書きサインをすることは可能です。
対象者
- RayBarcode
RayKitアプリを使用してバーコードの読み取りを行っているお客様 - RayPen
RayKitアプリを使用してRayPenの手書きサインの結果のPDFをプレビュー表示しているお客様
重要:RayKitの対応概要
本件に対して弊社では下記の対応を行います。
- 現行のRayKitアプリを廃止し、RayKitアプリの代替となる「RayBarcode Reader」※1 アプリをリリースします。
- RayPenのPDFのプレビュー機能の代替方法は提供しません。現行のRayKitアプリの廃止とともに本機能の提供を廃止します。
※1:「RayBarcode Reader」アプリはSalesforceモバイルWeb環境を使用せずにバーコードの読み取りができるモバイルアプリです。
お客様の対応
RayBarcodeをご利用中のお客様のうち、RayKitアプリを利用してバーコードの読み取りを行っているお客様は下記の対応が必要です。
自社組織におけるSalesforce管理者
- RayBarcodeを使用しているSalesforce組織でRayBarcodeのパッケージをアップグレードします。
- 以下に記載する「モバイルデバイスにおける操作方法の変更」をバーコード読み取りを利用中の全てのお客様へご案内します。
- RayBarcode Readerアプリでバーコードを読み取るとバーコード1つにつきSalesforceのAPI要求数を1〜2消費します。自社組織のAPI使用状況の把握方法やAPI要求の制限について確認してください。
バーコード読み取りを利用中のお客様
- バーコード読み取りに使用しているモバイルデバイスからRayKitアプリをアンインストールし、RayBarcode Readerアプリをインストールします。
RayBarcode Readerアプリ
iOSアプリ
Androidアプリ - バーコード読み取りに使用しているモバイルデバイスにSalesforceモバイルアプリがインストールされていない場合はSalesforceモバイルアプリをインストールします。
Salesforceモバイルアプリ
iOSアプリ
Androidアプリ - バーコードの読み取り操作は以下に記載する「モバイルデバイスにおける操作方法の変更」の操作手順に変更になります。
モバイルデバイスにおける操作方法の変更点
本件への対応によって下記の変更が生じます。
RayBarcode
RayBarcode Readerアプリを利用したバーコード読み取り機能を使用するにあたり以下の変更が生じます。
- RayBarcode ReaderアプリはSalesforceモバイルアプリと連携して動作します。
- RayBarcode Readerアプリはバーコードの読み取り機能のみを提供します。
Salesforceの画面操作はSalesforceモバイルアプリで行い、バーコードの読み取り時にRayBarcode Readerアプリが起動します。バーコードの読み取り操作は以下の手順になります。
- Salesforceモバイルアプリでバーコード読み取り開始操作(スキャンボタンの押下など)を行います。
- RayBarcode Readerアプリが起動して、バーコード読み取り画面が表示されます。
- バーコードの読み取りが完了するとSalesforceモバイルアプリに戻ります。
- SalesforceモバイルアプリにRayBarcodeを利用して開発した画面が表示されます。例えば、ここでバーコードを読み取った結果などが表示されます。
- RayBarcode Readerアプリでバーコードの読み取りを実施するとSalesforceのAPI要求数を消費します。(1つのバーコードを読み取るたびに1〜2APIを消費)
RayPen
手書きサインおよびプレビュー機能を使用するにあたり以下の変更が生じます。
- 手書きサインの操作はSalesforceモバイルアプリを使用します。現行のRayKitアプリとSalesforceモバイルアプリの間で手書きサインの操作性に違いはありません。
- プレビュー の表示はSalesforceモバイルアプリを使用します。例えば、対象のファイルをSalesforceの「ファイル」に配置することでSalesforceモバイルアプリの「ファイル」メニューから対象のファイルをプレビュー表示できます。
対応スケジュール
本件への対応は下記のスケジュールでの実施を計画しております。
(1)[2020年3月] RayBarcode ReaderアプリおよびRayBarcodeパッケージのアップデート版のリリース : mescius
2020年3月下旬頃にRayBarcode Readerアプリをリリースします。iOS版およびAndroid版のアプリをそれぞれのアプリストアに公開します。また、RayBarcode Readerアプリに対応したRayBarcodeのパッケージ版をAppExchangeに公開します。
(2)[2020年4月〜5月]お客様のRayKitアプリ切り替えなどの準備期間 : お客様
RayKitアプリからRayBarcode Readerアプリに切り替えるための準備期間になります。この期間に、これまでにお客様がRayKitアプリで運用していた業務をRayBarcode Readerアプリに切り替えて運用できることのご確認をお願いいたします。
(3)[2020年6月] SalesforceモバイルWeb環境の廃止およびRayKitアプリの廃止
株式会社セールスフォース・ジャパン株式会社にてSalesforceモバイルWeb環境の廃止が実施された場合、RayKitアプリは使用できなくなるため、同じ時期にRayKitアプリも廃止いたします。SalesforceモバイルWeb環境の廃止が延期された場合にはRayKitアプリも廃止時期は延期いたします。